【自分の思いを自分の言葉で伝えれるようになる】自己肯定感育児のルール

自己肯定感育児

こんにちは!ミライです。

突然ですが、自分の思いを素直に相手に伝えることが出来ますか?

思いを伝える

色々偉そうにブログを書いていますが、私は言葉で伝えるということが苦手です。正直コンプレックスです

言いたいことはあるのに言うタイミングを逃したり、発言の場に立つと緊張で言葉にならなかったり。

それが元でトラブルになることも。

「あの時に言えば良かった」

「こう言えば伝わったかな」

なんて反省もしばしば。でも出来上がった性格はなかなか変わらず。

保育の道に進むにあたり、人前に立つことが増え、少しずつ場慣れしてきた感じはあります。

それが緊張しながらも出来るようになったのは30代。

まだ保護者の方との雑談には難しいところがあります。

また、昨今青少年を巻き込んだ物騒なニュースが流れています。

もし、だれか相談できる大人がいれば、結果は違ったのだろうか。我が子はトラブルに巻き込まれたとき、大人にSOSを発信することが出来るだろうか?と思うと、やはり言葉で相手に思いを伝える重要性が見えてくると思います。

【思いを伝える→受け止めてもらえる→自己肯定感が上がる】

何か困ったときに、大人や信頼できる人に相談できる人になって欲しい。
自分の思いを言葉やサインで示せるようになり、いろんな人とのコミュニケーションの基礎を作りたい

という思いがあります。

何を始めるにも遅すぎることはないとは思いますが、やはり小さいうちから自分の思いを相手に伝えることが出来ると良いことがいっぱいです!!

自分の言葉で思いを伝えられるようになると

※ここでは言葉だけでなく、カード提示、手話、ベビーサインも含みます

  • 子どもが何を思っているのかが分かる
  • コミュニケーションが取りやすくなる
  • 言葉で伝え、理解してもらえる喜びを感じられる
  • ストレスが緩和される
  • 語彙力が増える

意志の疎通が出来るということは育児をしている上で重要になってきます。

意志の疎通が出来なければ、お互いイライラして叱ることも増えてきます。

噛みつきやイヤイヤ期も言葉が増えるに連れ、段々終わっていくと言われています。

子ども「イヤ」

大人「じゃあ、どうしたいの?」

子ども「○○したい」

という会話が出来れば、それを叶えてあげることで事がスムーズに運ぶこともあるだろうし、ダメならダメで納得できるよう説明したり、折り合いがつけれるように話し合いが出来ます。

しかし、ほっといても身に付くものではありません。

大人が伝えていったり、見本を見せたりすることで身に付いていきます。

乳幼児期からの言葉掛け

具体的な例を挙げてみます。

まず0歳からできること。

遊びのなかで“ちょうだい”“どうぞ”“ありがとう”を言うやり取りです。

①大人が「どうぞ」と赤ちゃんにおもちゃを渡します。

②赤ちゃんが受けとると「“ありがとう”だね」と伝える。

③大人が赤ちゃんが持っているものを「ちょうだい」と言う。手を重ねた仕草も一緒に。

④受けとりながら「ありがとう」と言う。(渡してくれなくても)

何度も繰り返していると、「ちょうだい」と言うと渡してくれるようになります。(赤ちゃんがどうしても渡したくないこともあるので、無理に取り上げるのは止めましょう。)

ここで赤ちゃんは動作には言葉があることを学びます。

  • 「ちょうだいの仕草」
  • 「渡すことは“どうぞ”って言うのね」
  • 「渡すと“ありがとう”と言われる」

などなど、赤ちゃんなりに理解し始めます。

すこし大きくなって何か欲しそうにしたり、友達の物を横取りしたりする時には

「“ちょうだい”って言って“いいよ”って言われたらもらおうね」

と伝えます。出来れば言葉だけでなく仕草も一緒に伝えると子どもは覚えやすいです。

“ちょうだい”だけ言えばなんでも自分のものになるわけではないので、ちゃんと“いいよ“”どうぞ”と許可をもらった上で渡してもらうということを伝えるのも大切です。

言葉の出始めからできること。

要求を言葉に出来ず、目で訴えたり、泣いたりして大人に要求を伝えようとします。

そこで

「ドアが開かないときは、“開けて”って言うんだよ」

「だっこして欲しいときは“だっこして”って言ったらすぐ分かるからね。」

など、具体的に伝えます。出来るだけ毎回。

そうすると子どもは

「こういう時は“○○して”って言えばいいんだ」

と要求の言語化を学びます。

また「言えば分かってくれる」という成功体験にもなります。

伝える力がついてくると、語彙力もつき、コミュニケーションも取りやすくなります。

「何が言いたいか分からなくてイライラする」

より

「上手に言えたね、分かったよ。」

の方が自己肯定感が高くなりますよね。

仮に要求に答えられない場合は

「今お料理中で手が汚れてるから今はだっこできないの。手を洗ったらだっこしてあげるね」

など、“今要求に応えられない理由”も伝えてあげましょう。

なかなかうまくいかないことも多いですが、少しずつ納得できるようになります。

幼少期からできること

実際に要求を言葉や形(カード、サイン等)にしていきます。

大人「こういうときにはどう言えば良いのかな?」

と子ども自身が考えて言葉に出来るよう伝えます。

そうすることで要求の言語化が定着していきます。

もちろん要求を言うだけでなく“相手にも都合がある”ことを伝えていきます。

大人「今は洗い物をしているから終わったら一緒にお絵かきしようね」

大人「次のお誕生日におもちゃは買ってあげるから、今は我慢だよ。」

などです。

自分もして欲しいことがあり、相手にも気持ちがある。どちらも幼児期には少しずつ理解していって欲しいことですね。

注意したいこと

色々と具体例を挙げましたが、一日中これを続けることはおすすめしません。

あまりキツキツにこの事をしてしまうと、言語化しないと分からないということにもなりかねませんし、あまりやりすぎると逆にお互いにストレスになってしまうこともあります。

私たち人間は言葉は無くても表情や空気感も含め相手の要求を読み取ることも多いので、“察してあげる”のも大切なことです。

眠そうにうとうとしている人に

「眠たいなら眠たいって言って」

とは言いませんよね。布団をそっと掛けたり、お布団を用意してあげると思います。

言葉で伝えることも大切ですが相手の気持ちを察する力、空気を読む力も大切ですので、悲しい時、嬉しい時、目を合わせて思いに共感したり、何も言わず手をさしのべることもあって良いと思います。

まとめ

言葉やサインで伝えられるようになると、育児がグッと楽になると思います。

もちろん自我が強くなり、要求が増えて大変な時期もあるかと思いますが、それは正常な成長過程ですので、信念をもって対応していけば良いと思います。

小さい頃は一進一退の育児ですが、いつか親のそばを離れていくときが来ます。

そのときに大人としてちゃんと話し相手になれるよう、今からしっかり会話をしていくと良いと思います。

関連リンク

トイトレ
「トイトレ」の記事一覧です。

コメント