先天性心疾患:完全大血管転位症Ⅰ型~妊娠&出産編~

先天性心疾患
ミライ

こんにちは!ミライです。

今日は我が子の心疾患について

お話しようと思います。

待望の3人目

3人の子どもが欲しかった夫婦なので

手放しで喜びました(*´▽`*)

3人目ということで、とくに何も気にしておらず

 

「つわりないなー」

 

妊娠判明時はそんな感じでした。

 

上の子が帝王切開だったので、必然的に帝王切開での出産で

2回目の健診で出産予定日が決まりました。

3ヶ月頃からつわりが始まり、ずっと船酔い状態。

 

早く安定期になれーーー(;´д`)

 

 

 

 

月イチの健診も指摘は無く、毎回

  

 

「順調ですよ」

 

 

 

上の子2人も同じ病院で産んでいるので、信頼していたし、何の疑問も抱きませんでした。

 

  

 

 

あと半年したら

普通に産まれてきて

普通に授乳が始まって

バタバタしながら育児して

仕事復帰はいつになる?

保活は?

同じ保育園入るには何月入所かな?

なんて考えていました。

 

 

 

いざ出産!

つわりも乗り越え

上の子のフォローも頑張り

いざ帝王切開の日。

 

このコロナ禍において、夫が立ち会えたこと、本当に感謝でしかありません。

 

 

 

 

 

おぎゃ おぎゃ

 

 

 

 

と産声を上げたベビー。

 

ホッとして夫を見る。

産後ハイでウキウキしている私。

ベビーは計測に連れていかれているので

夫に手を握ってもらい

「(上の子の)どっちに似てるかな?」

なんて話していました。

 

今思えば夫の顔は喜びではなく

心配な表情だったと思います。

 

 

 

計測が終わり呼ばれる夫。

写真撮影や足形を取るシーンの撮影など出来るみたいで。

 

これもいつものこと。

何ら変わりのない出産だったと思っていました。

 

 

 

 

 

それが一変

 

 

 

 

助産師「先生、酸素が上がりません

 

 

 

 

 

 

お腹を縫っている主治医に言う言葉が聞こえました。

 

酸素が上がらない?

 

どういうこと?

 

 

 

 

戻ってきた夫。不安そう。

 

 

 

 

酸素マスクを付けて私の視界に入ってきたベビーは

SpO2が65程度。

 

 

 

こないだテレビで

 

「90切ったらかなり苦しい。救急搬送レベル」

って言ってた気がする。

 

酸素マスクして65って…

 

 

 

看護師さんもバイタルを測りながら

逐一主治医に伝えています。

 

 

 

あぁ…頭痛がする…

 

 

主治医「お母さん、大丈夫?少しお薬入れますね」

 

 

しばらくして楽になってきたけど

 

それどころじゃない

 

 

 

何これ

 

 

 

現実?

 

 

 

 

しばらくして主治医が1枚の紙を持ってきてくれました。

 

 

 

 

 

 新生児一過性多呼吸

 新生児一過性多呼吸は、出生後、肺の中に過剰な液体があるために一時的な呼吸困難が起こって、血液中の酸素レベルが低くなる病気だそうです。

 

 

主治医「新生児期に時々あるんです。大丈夫ですよ。しばらくすると治ります。念のため大きな病院に連絡して迎えにきてもらうことにしました。」

 

 

 

 

 

いつも落ち着いた主治医。

 

この人がそう言うなら

 

大丈夫なんだろう。

 

産後ハイのせいか安易な思考の私。

 

 

 

 

だってすぐ治るって言ってたし。

 

 

 

 

大きな病院の救急チームが来るまで

ベビーの手をに握らせてくれました。

 

数秒。

 

大丈夫。すぐ良くなる。

 

 

 

下の子に似てるね、なんて

 

 

苦し紛れに夫と話していました。

 

 

だって大丈夫って言ってくれたから。

 

 

 

 

救急チームが来て

夫はそちらへ駆けつけることになりました。

 

私はお腹の縫合が終わったので病室へ。

 

今思えば全個室の病院で良かった…

 

 

部屋に戻ってしばらく夫が居てくれました。

 

 

ベビーは検査してるから

呼ばれたら来てくださいとのこと。

 

 

会話は全く覚えていないけど

 

「新生児一過性多呼吸」

 

だと思っているので

私は思い詰めていませんでした。

 

 

楽観的な性格で良かった。

 

 

ここから落とされるのだから。

 

今は少し気楽に…

 

 

 

続きます。

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