保育士の子連れ出勤てできるの?
できる園もありますよ!!
保育士の子連れ出勤とは?
保育士が自分の勤める保育園に我が子を入園させて、一緒に通うことです。
それって何かズルくない?みんな待機児童で待ってるのに。
そのご意見、ごもっともです。確かにズルい感じはありますよね。でもそれも待機児童解消に一役買っている部分もあるんですよ。
保育士が子連れで職場復帰すると
まず0歳児に子どもが入所、ママは1歳児クラスに就職・復職としましょう。
0歳児は3人に1人保育士が必要になります。そこで定員も1埋まってしまいますよね。
しかし、そのママが就職・復職することで1歳児は6人入所できます。
また、保育士とはいえ必ず順番待ちをして、自治体の許可が無いと入園できません。
優先的に入園しているように見えますが、産休育休取得する保育士は妊娠したときから復帰の時期を調節し第一希望で待機しています。なので、待機している順番は比較的上の方になります。
園によって多少優遇具合は違うかもしれませんが、やはり保育士に就職・復帰してもらわないと他のお子様にも影響が出るので、出来るだけ入園させて復帰してもらいたい…という気持ちはあると思います。
子連れ出勤のメリット
通勤時間が最短になる
他園に預けていると送迎の時間が必要になりますよね。一緒に行けて一緒に帰れるのは時間の節約になります。
子どもの成長を間近で見れる
園内に一緒にいるので、園庭で遊ぶ時間が被ったり、通りすがりにクラスをチラ見したり出来ます。←公私混同は良くありませんが
子どもが体調不良の時はすぐに一緒に帰ることができる
園内にいるので、体調不良(発熱等)の連絡がすぐに来ます。上司にもすぐに分かることなので話が早いです。しかし度々熱が出て早退となると、別々で通っているときと同様に他の職員に申し訳なく感じます。
職員間で子どもが共通の話題となる
休憩時間に「今日○○くん、こんなことしてたんだよー」と話題のネタになり、盛り上がります。また保護者と先生でもあるので、家での困り事も気軽に相談できます。
発表会や運動会の練習風景も見れる
合同での練習日にはお客さんとして自分のクラスの子どもたちと一緒に見学出来ます。但し本番は見れないことが多いです。(デメリットも参照してください)
子連れ出勤のデメリット
公私混同してしまいそうになる
通りすがりとは言え、自分の子どもを見てしまう。←もちろん何かするわけではありませんが。
入園時、子どもが慣れるまでに時間がかかる可能性がある
特に人見知りが始まる月齢では、保育士や保育室に慣れてきても、ママの姿がチラチラ見えてしまうと泣いてしまう…ということもあります。気になるとは思いますが、出来るだけ見えないところに隠れましょう。
行事に保護者として参加出来ない
行事の日はもれなくママもお仕事です。観客として参加は出来ません。
運動会や発表会、参観日などはご家族の方に来ていただきましょう。
叱られるシーンにも出会ってしまう
子どもが叱られるシーンに出会うとやはり戸惑いますよね。でもここはスルーです。叱っている先生の思いもありますし、我が子や他の園児のためにもスルーです。あとで叱った保育士から詳しい事情が聞けると思います。
辞めにくい
入所したからには転職は難しいと思っておきましょう。辞めても転園できるかどうか分かりません。また、人間関係の悪化で子どもにも影響がでるような気がして怖いなんていうこともあります。
平等な保育が受けられない可能性がある
保育士も人間です。
先輩の子どもだから注意しにくい。
仲の良い同僚の子どもだから友達のノリでイジられる
など。
他園に預けて何されてるか分からないから自園に…と安易に考えてしまうと、園の雰囲気次第では色々目にしてしまうかと思います。
子連れ出勤できる園の探し方
ハローワークなどの求人に「託児あり」と書いてあるところもありますが、基本的には自治体が入園措置を決めるので「託児なし」とあるところが多いです。
1から子連れ出勤出来る保育園を探すにはハローワークに聞いたり、保育士転職サイトに登録して聞いてみるのも良いでしょう。
※「子連れ出勤可能」としていても、空き枠がなければ入所はできませんので、そこも応相談ですね。
まとめ
プライベートと仕事を分けたい方には別の園に入園させて働くのが良いかと思います。一緒に通うなら、ある程度割り切ってお仕事に励みましょう。
子連れ出勤できる園は少数派かもしれませんが、メリットもデメリットもあります。検討してみてはいかがでしょうか?
関連リンク
コメント